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好きな木

木工を18年間続けて来ると、木にも好みが生じてきます。げんき工房では、丸太からではありませんが材木の入手から加工・仕上げ・納品まで全ての工程に関わるので、あたりまえの事ですが・・・。

家具用の木材と言うと、一般的には広葉樹材が多く使われます。その理由は多分強度の差と仕上がりの良さに拠るものと思います。その広葉樹の中で私は何が好きかと言うと、3つ挙げる事ができます。チェリー・ウォルナット・ハードメープルです。

この中で量を使うのが、ハードメープルです。この木の特徴と言えば、重厚で強度が高く衝撃にも強く割れにくいが、収縮が大きく、乾燥には注意が必要なことです。重厚な木は、暗い色のものが多いなかで、白に近い軽快な色合いは、子供家具にはとても適していると思います。保育園用のテーブル・椅子の主要な部分は、ほとんどこのハードメープルを使っています。流通量・価格ともに割合安定しています。

ハードメープルに比べるとチェリーは、しっとりとした落ち着いた色合いで、大人の雰囲気があります。木の表情が豊かで、使い込むうちに濃い色に変化し、さすが高級材だなと思わせます。ただし、流通量は少なめで、赤身に拘ると高価になります。

3つの中で一番濃い色の木がウォルナットです。強度や重さの点は、ハードメープルとチェリーの中間位で、加工もしやすく、木目も美しいです。もっと沢山使いたいのですが、流通量があまり多くなく、小さな工房ではなかなか入手が困難です。工房にあるものは、10年位前に新木場の材木屋が閉店する時に、売れ残りを安く仕入れたもので、そろそろ残り少なくなっているので大事に使っています。

この3つの木は、組み合わせて使うと、色彩的にとても調和のある家具を生み出すことが出来ます。

この外にげんき工房では、ヤチダモも多用しています。流通量・価格はとても安定していて、力強い木目は木の生命力を感じる事ができて、強度や加工性も良いからです。ただ導管が太いので、テーブルの天板に使う時は、注意が必要です。

げんき工房で使っている主な材木について、思いつくまま書いてみました。

ご希望の木があればご相談ください。